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自律神経が整うための腸内環境とは

結 ケアラボ
―自律神経フィックス―
~自律神経が整うための腸内環境とは~
~腸内環境が整うと自律神経から脳まで整う⁉~
こんにちは!結 接骨院 上村です。
前回では 自律神経と睡眠 というテーマで睡眠の大切さをお話ししました。今回は自律神経の3回目!『腸内環境』のテーマでお話していこうと思います。
・そもそも腸活って?
皆さん、腸活って一度は聞いたことがある言葉だと思います。では、具体的に腸活ってどんなことをするの?と思われる方も多いと思うので腸活と自律神経の関係を踏まえてお話していきますね。
腸活とはざっくり言うと、腸の中にいる腸内細菌に良い事をしよう!という活動の事です。
例えば、第1回目の時にもお伝えした『水を飲む』というのも腸内環境に関係してきます。自律神経を整えるのにお伝えした『水を飲む』ことが腸活にも繋がっているんですね。
なぜかと言うと、水を飲むことによって腸の中が奇麗になって腸内細菌が活動しやすい環境を作ってくれるからです。
あとは、腸の運動を正常化にしよう!というのも腸活に含まれます。
知っていくと面白くなってくるのが腸の話なので、楽しみながら読んでもらえればと思います。
・空腹と自律神経⁉
腸の運動は副交感神経で活発に動き、交感神経で抑制する。このようにして自律神経は胃腸の運動に作用します。
こんな経験はないですか?緊張しているときにはお腹は空いてなくて、緊張が解けてホッとしたと同時にお腹が空いてくる。これは副交感神経が働いているからです。
食欲がでないと思う時は一度リラックスして、副交感神経を優位にしてあげるのも良いと思うので、試してみてもらえるといいのではないでしょうか。
簡単に胃腸の働きを上げてくれる事と言えば、『温める』です!内臓の血流(温度)が下がれば働きが弱くなります。温めることでリラックス効果があり、副交感神経も優位になりやすくなります。寒い時にお腹が冷えて痛くなるのも同じ理由ですね。なので、白湯を飲む事や、温かいお茶を飲んだり、カイロなどで温めたりすることが効果的です。後は温めるのも大事ですが、冷やさない事も大事です。過度に冷房などで冷やさないとか、冷たい飲み物ばかり飲まないなど、日常生活でも気を付けてみてください。
・血流と便秘と腸内細菌
血の流れるスピードは自律神経が決めています。胃腸の働きが悪い時は血の巡りが悪かったり、自律神経が乱れていたりする可能性があります。
例えば、便秘の方や、お腹の調子が悪くなりやすい人は先ほどお伝えした『温める』と血の巡りが活性化されて胃腸の働きが正常に戻っていくので温めることが大事になってきます。
それともう一つ大事なのが、腸内細菌です。腸内細菌は数で言うと1万種類以上、私たちの体内に存在しています。その中でも便秘に関係する腸内細菌の栄養になる物質を紹介します。
代表的なもので言うと、食物繊維です。
・食物繊維について
食物繊維は大きく分けると
・不溶性食物繊維
・水溶性食物繊維
に分けられます。
不溶性食物繊維は水に溶けない食物繊維の事で、植物性食品に多く含まれます。
水溶性食物繊維は水に溶ける食物繊維の事で、こちらも植物性食品に多く含まれます。
善玉菌の餌になるのでどちらも腸内環境の改善に役立ちます。
どちらも植物性食品に多く含まれるため、野菜は大事ですね!
各々の詳しい効果は別の機会にお話しします。
・自律神経と腸内環境の意外な繋がり ~腸内環境と睡眠の関係性⁉~
前回『睡眠』についてお話しした時にもお伝えしましたが、メラトニンというホルモンが腸からも出て、睡眠に関与しているというお話をしました。腸が関与している理由をお伝えしていなかったので、お話ししようと思います。
メラトニンというホルモンの原材料はアミノ酸です。アミノ酸はタンパク質が分解されて、吸収できる形まで小さくなったものがアミノ酸です。腸内細菌がこのアミノ酸(トリプトファンという種類)を作ってくれます。
なので、
腸内環境が悪い→メラトニンの生成ができづらい→睡眠不足→自律神経が乱れる
という負のループが出来るんですね。
ちなみに、もう一つお話ししたオキシトシンというホルモンもアミノ酸が原材料なので、
腸内環境が悪い→オキシトシンの分泌が悪い→リラックス効果が低下する→自律神経が乱れやすい
という負のループもありますので、やはり腸内環境ってとても大事なんだなと思う所です。
・腸内環境と脳の関係性⁉
突然ですが、『脳腸相関』という言葉をご存じですか?聞きなれない言葉なので知らない方もいると思いますが、簡単に言うと『脳と腸は自律神経によって繋がっている』という事です。腸内細菌が乱れると脳にも悪い影響が出たりとか、自律神経を介しての繋がりがあるので、ストレスでお腹が痛くなるなど、腸と脳の繋がりは身近な所でも感じることができます。
ちなみに腸は『第二の脳』と呼ばれています。理由としては、腸は独自の神経ネットワークを持っているからです。どういうことかと言うと、腸は脳の命令がなくても『消化・吸収・排泄』を行うことが出来るからです。一般的な臓器は脳から出る神経が運動などを命令していますし、脳の命令で消化酵素やホルモン、血流の量や速さなどを決めています。なので、脳の命令なく働くことが出来るのが腸なのです。
腸から放出される神経伝達物質が脳に働きかけ、その情報を基に脳が命令を出しているネットワークもあれば、腸で作られた物質が脳内で働いているものもあります。
だから、腸内環境が悪い場合は脳への伝達が遅くなるので、脳にまで影響が出るという事です。
腸は脳との繋がりが強いのと、独自の神経ネットワークがある事により『第二の脳』と呼ばれるんです!
いかがだったでしょか?
腸内環境が乱れると自律神経や睡眠にも影響が出て、ホルモンバランスまで崩れてしまうというのが少しでもお分かりいただけると幸いです。腸内環境と睡眠も密接な関係があるのが前回と今回でお分かりいただけたと思います。
ちなみに、骨盤や姿勢が改善されることで骨盤内にある内臓の血流が上がって、腸内環境の改善にも役立ちますので、骨盤がズレてる…と思われている方!その歪み、結接骨院がサポートさせていただきます!
今後、腸内環境、腸内細菌だけでもう少し深堀りしていけるともっと知識が深まると思いますので、お楽しみに!
結 接骨院では、自律神経に対する専門的な治療も行っております。
・胃腸の調子が悪くて会社や学校を休みがち…
・朝の通勤で胃の辺りからだるい…
・頭がすっきりしないから行動できなくて困る…
など、日常生活に関する悩みごと、今回お話した内容以外にも自律神経に関するお話は、まだまだたくさんありますので、お気軽にご相談ください。改善するお手伝いを結 接骨院がさせていただきます!
次回は自律神経の4回目!
『自律神経と呼吸』についてお伝えしていこうと思います。
お楽しみに!